長橋なえぼ公園

小樽市長橋なえぼ公園にて2011年5月26

昨日今日と良い天気に恵まれました。
畑や庭の作業も一段落。
久しぶりになえば公園を訪ねました。
明治26(1893)年に小樽苗圃として開設される。
小樽近郊の国有林に、植林事業のための苗木を供給。
敷地内に見本として植林したものが現在見事な森林として成長。
本州の代表的な樹種をはじめ外国樹種見本林もあり、
蝦夷山桜の名所でもあり、市民の憩いの場となっています。
園内の白樺は若葉の季節で、
蝦夷山桜の後に咲く八重桜が今盛りを迎えようとしています。

そして、蝦夷延故索の終わった後の園内に大立壺菫や一人静が咲いています。
我が家の庭にも大立壺菫は咲いているのですが、一人静は咲いていません。
一人静は、真っ白い花穂を一本立ち上げた花で、
花の名前とともに不思議な感じのする花です。
名前は静御前にたとえられてついたとか。
並んで咲く姿をよく園内で見るのですが、
その姿は、地味な花でたくましくそして健やかな感じがします。
万葉集では「つぎね」にヒトリシズカフタリシズカを当てる説があり、
ただ「つぎね」は植物名ではないという説が有力とするとか。
「つぎね」を詠んだ歌は集中ただ一首(巻十三の三三一四)です。