蝮草

小樽市にて2011年5月22日撮影

白根葵を撮りに裏山へ。
道のあちらこちらに咲いているのが見えます。
片栗の花は終わり、白根葵の季節です。
なかにはもう花びらを散らしている個体もありました。
また、大姥百合、大甘野老そして蝮草が地面から出てきて、
名前が判るほどに大きくなりました。
大甘野老は花がもうじき咲くでしょう。

去年初めて知った蝮草はほぼ同じ場所で出てきていました。
この茎の模様がマムシに似ていることから名づけられたという。
若いころは雄で、成長して大きくなると雌になるという性転換をする種とのこと。
また、栄養状態によって雌から雄になることもあるという。

一方、庭では水仙が花盛りです。

追記:2011年5月24日
白根葵は日本固有種ですが、万葉集に詠まれていないように思うのです。
でも花の優しい立ち姿に凛とした野生の強さを、
そして花の横顔に気品あふれる優しさを感じます。
花弁に見える四枚のがく片の紫には特に惹かれます。
そんな白根葵の姿を眺めデジカメに撮って詠む句一句。

  「紫の 白根葵の 紫や」 北 帰航(第129句)