余市川の初夏・ニセアカシア

余市川堤散歩道


今日は久しぶりに良い天気でしたので、昨年見つけたエゾタンポポの咲いている余市川の堤に出かけた。エゾタンポポは見つけることは出来なかったですが、堤にはタンポポモドキ、ムラサキツメクサシロツメクサ、コウリンタンポポコンフリー、そして除雪の雪山のあった辺りではニセアカシアタニウツギが咲いていました。除雪の雪山のとけた堤にエゾエンゴサク水仙が咲いていたのは驚きました。雪が融けてやっと咲いたところでした。

子供(札幌市)の頃の生活用水は水道水ではなく手動式ポンプの水だったのです。友達の家や近所の家でも手動式ポンプでしたので、我が家だけ特別というわけではありません。
水道の普及と下水道の整備のどちらが早かったかは、わからないのですが、下水道の整備が何年か続いたことを覚えています。水道と下水道の整備が生活のいろいろな面に大きな変化をもたらしたと思います。ひとつは洗濯でしょうか。水道の普及後、電気洗濯機の普及があったと思います。母は洗濯が今までのタライから電気洗濯機(脱水槽がない、手回しのローラーで脱水)に代わり、たぶん我が家で一番ほっとしていたのでしょう。ただ私は白黒テレビが我が家にやってきたほどの感動はなかったですね。
そしてトイレが水洗に、下水処理が地下浸透方式から変わったのも水道と下水道の整備後のことです。
ポンプの水は、夏冷たく、おいしかったですね。ポンプの水で、夏にスイカやトマトなどを冷やしたものです。今の札幌の地下水は安心して飲むことが出来るのだろうか。
また、中学くらいまではよく北大植物園に出かけたものです。園の池では地下水が自噴していましたが、今は昔ほど水量は豊富ではないようで、というより自噴していないのではないかと思います。札幌は豊平川扇状地に出来た町ですので、地下水の豊富な町だったのですが、街が大きくなるにしたがい地下水の水位も変化したのでしょう。
京都では町の再整備の検討が始まったと聞きます。札幌も街づくりの再検討を始めてもよいのではないでしょうか。
子供の頃札幌の町には木々が多く、ニセアカシヤの樹は駅前や北一条の通り、そして各家庭の庭にライラックについで多く植えられていたのではないでしょうか。木々の多い街づくりを!