三度あやめ

小樽市の庭にて2012年6月9日撮影

今朝、また咲き始めました。三株咲きました。
いわゆる図鑑や本に載っているアヤメ科アヤメ属のあやめ(文目)の色の花です。
前の黄色いの花は手持ちの図鑑に載っていないのです。
図鑑などと同じ色の花は、あやめで間違いないと思うのです。
あやめ(文目)専門の図鑑や本もあるのでしょう。
文目と表記するようにしました。花菖蒲と区別するために。
文目ではなく杜若は、顔佳花(かおよばな)と掻付花(かきつけばな)として、万葉集とも関係ありですね。
古代では美人のことを「顔佳花(かおよばな)」といったようですが、花の美人は杜若。
万葉集に「かきつはた」の花は、七首詠まれていて、その中の六首が愛しい人への呼びかけにこの花を添えているという。
また、掻付花(かきつけばな)は、杜若の花の汁を布に掻き付けて仕上げる、摺り染めからの呼び名だそうです。
この花が染色に使われたことは大伴家持の歌からも明らかとのこと。
書付花ともいうようです。
サトイモ科の菖蒲、アヤメ科の菖蒲、アヤマ科でもアヤメ属に属するものとそうでないもの、外国から帰化したもの、
江戸時代に栽培されて多くの品種がある花菖蒲などなどあやめをめぐり、混同しやすいです。
また、来年アヤメの咲くころデジカメ片手にあれやこれや悩んでいるのでしょう。