牡丹咲く

小樽市の庭にて2012年6月11撮影

本州ではもう花の時期は終わったのだろうか。庭の牡丹は、昨日から咲き始めました。
小樽では、手宮緑化公園や旧青山別邸では庭より早くに咲いています。
意外にも万葉集には詠まれていないとのこと。
でも、日本に渡来した年代は明らかでないようですが、出雲風土記にすでに「牡丹(ふかみぐさ)」として登場しているようです。
中国原産の帰化植物で、渡来当初は薬草として利用され、観賞用に栽培されるようになったのは平安時代以降とか。
枕草子蜻蛉日記に「ほうたん」として現れるとのこと。
さらに、栽培が流行するのは江戸時代で、三百を超える品種があり、専門書も出されていたようです。
画像は昨日と今日撮ったものですが、品種名は不明です。
牡丹の栽培は、薔薇と同じように難しいです。また、撮るのも難しいです。
深見草(ふかみぐさ)は牡丹の異称で古名です。
また、名前の由来は深丹草(ふかにくさ)、賑富草(ふくよかとみくさ)、二十日待草などが変化したものという説があるようです。
さらに、渤海(ぼつかい)から伝わったとする説もあり、当時日本では渤海を、「ふかみ」と呼んでいたのだそうです。
ほかに花王、富貴草、二十日草とも呼ばれているようです。
須賀川牡丹園、西新井大師総持寺などの牡丹は有名ですが、一度も訪れたことがありません。
ただ、上野東照宮のぼたん苑の冬牡丹を観たくて、何度か訪れたことがあります。
でも新雪をいただいたワラ帽子の雪囲いの冬牡丹は、見ていないのです。
ワラ帽子の冬囲いに守られて愛らしく咲く冬牡丹は、貴婦人に例えられるようです。
貴婦人を撮るのは難しいです。

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