黒百合

小樽市にて2011年6月6日撮影

肌寒い天候の影響でしょうか咲きそうで咲かなかった庭の黒百合がやっと開花。
庭に初めてやや下向きの黒紫色・暗紫褐色の花が、二個茎の上のほうに咲きました。
今朝、天気も良いので早速撮りました。
数年前にも一度球根を植えたのですが、姿を見せませんでした。
再度、昨年植えたものが咲きました。
今年、植えたことも忘れていたのです。
当初、黒百合と思わなかったのです。
で、蕾の色と葉の形から黒百合と判断し、昨年植えたことを思い出したのです。
泉鏡花氏の小説に「黒百合」という題の小説があります。
初めの一行以外読んだことはないのですが、青空文庫で読むことができます。
2007年5月14日の当ブログで北大の[ http://d.hatena.ne.jp/sikihuukei/20070514 :title=薄緑色の蕾]を紹介。
また、2005年11月17日に[ http://d.hatena.ne.jp/sikihuukei/20051117 :title=野付半島の黒百合]を紹介しています。


黒百合は、釧路に勤務していたころ野付半島で自生したのを初めてみました。
群落の規模もかなり大きく、今でももう一度見てみたいなと思います。
野付半島のエゾカンゾウ、ノハナショウブワタスゲハマナス、センダイハギ、
エゾフウロウなど多彩な植物が生育している場所です。
最後の二枚の画像は思い出の野付半島の黒百合です。
自生の黒百合のほうが凛としていて、野生を感じます。