夏菊に思う

小樽市(庭)にて2010年9月7日撮影

昨年と一昨年から栽培している夏菊が数日前に開花しました。
六月から七月上旬にかけて開花する早咲きの品種を総称してナツギクと呼ぶらしい。
昨年より少し早い開花と思うのですが、昨年の開花の記録がないので自信がありません。
購入した時は、夏菊として購入したのですが、九月に開花するようです。
庭の開花の条件がちょうど九月の開花なのでしょう。
何年くらい開花時期を調べて、この花の平年開花日とすることができるのだろうか。
地球の大気の炭酸ガス濃度変化は、地球の誕生以来からの変化で考察するもので、
ここ数百年の変化で議論するものでないと思うのです。
八月の中旬に開花することを期待して植えたのですが。
菊月の異名をもつ十月の十三日から十七日は寒露。その第二候は「菊花開(きっかひらく)」です。菊の花が咲き始める頃です。
日本の秋を代表する花で、薬用植物、漢方薬の一つとして五世紀頃に、中国から渡来したようです。
国内には二十数種の野生の菊があるようで、園芸品種は数千とか。品種改良によって一年中咲くようになったとか。
もう渡来植物ではなく、在来植物ですね。
菊といえば秋の植物で、季語は三秋。夏菊は三夏。
万葉集には詠まれていないらしい。
追記:2010年9月8日;万葉名の「百代草:ももよぐさ(母々余具佐)」が一首詠まれていて、
   ツユクサ、キク、ムカシグサ、ヨモギなどとする説があるようで、ツユクサとキクのいずれかとする説が有力とか。
   現代名はノジギクで、日本の野辺に咲く野生のキクではないかという説有。
   ノジギク キク科。花期:十月から十一月。
   百代草がノジキクで、ノジキクが栽培種の原種のひとつと言われているので、ノジギクも菊とすると巻二十の四三二六の一首が詠まれていることになる。
秋の乾燥した高気圧が張り出してくると予報していた。
乾燥した涼しい日で、今日から秋というそんな日でした。