福寿草咲く

小樽市(庭)にて2010年4月5日撮影

午前九時過ぎまで曇りで、福寿草の花は閉じたまま。
花の数は増えるのだろうか?
花弁は大きくなっているだろうかと思いながら雪割作業を行っていました。
そして、日が照りだして花が咲きだしました。
花の数も増えています。
福寿草の上の雪を除いて二日目で花の数も増えているのです。
しかも、典型的な虫媒花である福寿草に虫たちももう集まってきています。
昨日は花芽のような新生芽の大きくなったものも咲きだしたのです。
これは開花個体といえるのでしょうか。
福寿草を詠んだ句は多いのですが、好きな一句が下記の句です。

  「福寿草 家族のごとく かたまれり」 福田蓼汀

雪の消えた直後の開花期の状況をみていると上の句が思い出されます。
デジカメの画像もそんな状況を撮ることができたでしょうか。
花弁がこれからさらに福寿草らしい形に成長するのでしょう。
追記:2010年4月6日
ここ10年来の研究成果で、日本に4種のフクジュソウが存在することを明らかにしつつあるという。
北海道にはほぼ全道に分布するフクジュソウと道東部から中部にかけてやや限定的に分布域をもつキタミフクジュソウの二種が存在する。
道外にはフクジュソウ(九州の分布?)のほかにミチノクフクジュソウ(本州と九州)とシコクフクジュソウ(四国と九州)が分布するという。
河野昭一・林 一彦(解説)本多和茂・堀井雄二郎(協力)番場瑠美子(イラスト)(2005)フクジュソウ 植物生活史3 春の植物№2 北大図書刊行会