俳句と季語

春に片栗の咲く裏山にて2007年2月11日

還暦も近づいた数年前から俳句らしきものを時々作っています。
鷹羽狩行さんの「ラジオ歳時記 俳句は季語から」(講談社+α新書)を教科書としています。
俳句に心と季節を詠むのはむずかしいですね。
十七音に詠む季語の季節区分が簡単なようでむずかしいです。
二月は立春を過ぎると春として句を作るようです。
ここ小樽は立春を過ぎたとはいえ気象学的にも体感的にも真冬です。
でも、日の長さ日照時間が長くなったことで春が近づいてきたことが感じられます。
昨日、除雪作業の後に気持ちのよい汗を掻いたとき、裏山の風景が心に留まりました。
普段見慣れた景色なのですが、春を感じました。

 「澄み透る 木立映して 雪光る」  北 帰航(第15句)

画像はそれを撮ったつもりで投稿したものです。
「雪光る」を春の季語としたのです。
風光る」は春の季語で、寒くて暗い冬が終り明る空、日も長くといったことが背景にあるようです。
同じような背景の思いを「雪光る」という季語に込めて詠んだものです。