忍路湾・余市湾(シリバ岬、兜岩、桃岩から塩谷ポンマイ岬)

余市町、2006年7月15日撮影

朝八時少し前に自転車で国指定のフゴッペ洞窟へ向かった。開館まで少し時間があったので、国道五号線からシリバ岬や忍路湾の入り口にある兜岩を撮った後、忍路湾へ国道五号線沿いに向かった。

この段階では考えていたより近いな(体力的に負担にならないな)と思っていました。忍路湾へは国道五号線の忍路トンネルを通って向かいました。トンネルの前の小樽市蘭島から丘を越える路と忍路トンネルの上を越えていく道があることは知っているのですが、通ったことがなく丘を越えることがいやだったのです。
それでトンネルを通ったのですが、これが失敗でした。余市から小樽方面の左側にしか歩道がなく、しかもトンネル内は暗い、その上歩道は狭く、車道は交通量が多いので怖い。そしてこの歩道に車を対象にした案内板が、歩道の半分近くまでせり出していて、暗くてよく見えないので危なく衝突するところでした。この案内板から出口まで自転車を押してトンネルを抜けました。バスでいつも通っていて、それほど長いトンネルと思っていなかったのですが、歩くとやはり長いですね。
忍路湾には北大の忍路臨海実験所(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 水圏ステーション 忍路臨海実験所)があり、所の前に多くの学生さんらしい方が居られたので、実習でもあるのかと思い、近づかなかった。湾入り口の右側に兜岩があります。

湾からの帰りは、トンネル上の道を通ることにしました。この道のトンネルの上あたりからは小樽方面の桃岩から塩谷のポンマイ岬が望まれました。最初からこの道を選べばよかった。ただ、トンネル内が快適であったらこのよい眺めとめぐり合っていなかったですね。

道は忍路環状列石(前はストーンサークルといっていたのですが、変わったのですね)へ抜けるので列石に向かった。

列石は、かって車を持っていたとき家族で訪れて以来ですね。また、近くに地鎮山環状列石があることを知ったのですが、先を急ぐことにして余市町のフゴッペ洞窟へ向かった。
洞窟は、刻画の劣化が懸念されるとのことで、2004年4月に新しい保存施設が完成していた。施設は、洞窟内を保護するために全面強化ガラスのカプセル方式を採用していて、洞窟全体と刻画群のもつ臨場感を体験できるように配慮されていました。また、出土遺物も展示されていました。
詳しくは乾芳宏(2005)岩画の道 北海道余市町:フゴッペ洞窟の岩画 16-18 文化遺産の世界 18巻(The World of Cultural Heritage vol.18) 国際航業株式会社(受付の案内の人からコピーをいただいた)を参照されたい。
展示物にカキ、アワビ、ホッキガイなどの貝類があって興味深く拝見した。
洞窟の近くに北海道指定史跡西崎山環状列石があることを知ったのです、しかも、日本海を一望できる景観も楽しむことが出来るというのです。ただ、海抜約70mで、近くとはいえ自転車には少し距離があり、帰ることを考えると体力的に自信がないないのであきらめました。
余市観光協会
夏らしい日で、爽やかな風があり、気持ちのよい散歩でした。暑くなる昼前の11時に帰宅した。