夏の花：タケシマユリ（竹島百合）

北朝鮮ミサイル危機に係わる北海道新聞など身近な報道と田中宇氏の国際ニュース解説（2006年7月7日）「続・北朝鮮ミサイル危機で見えたもの」を比べるといつも感じることがる。氏のような見方が日本の報道機関に見当たらない点です。何はともあれ氏のメールマガジンを購読(無料）していない方は一読いただければと思います。氏は「冷戦時代には敵だったアメリカと中国が、いつの間にか結託しつつあることは、日本にとっても大きな危機である。日本は、北朝鮮や台湾と同様に、アメリカの多極主義への転換によって、国是の危機に陥っている。この問題については、次回に分析するつもりだ。」と記事を終えている。
関祐二氏の「消された王権・物部氏の謎」PHP文庫や武光誠氏の「地図で読む日本古代戦史」平凡社新書などを読むと、蘇我と物部の争い、大化の改新、白村江の戦い、壬申の乱などの古代の事件は、朝鮮半島を巡る当時の国際情勢と大きく係わっていたようです。朝鮮半島の国々の興亡が、日本の歴史的事件と大きく関係していたことが伺えます。
今、北朝鮮ミサイル問題は、古代と違った地球規模での歴史的な大きな変換点を指標する事件のひとつであるように感じられます。報道機関を自認する機関の能力を評価する大事な事件で、試金石になると思われるのです。
タケシマユリ（竹島百合）、原産地朝鮮半島、花言葉、純潔