花菖蒲と旧下ヨイチ運上家

花菖蒲?


今日は暑い一日でした。満月で月も綺麗です。あやめ、かきつばた、はなしょうぶと今でも見分けが良くできないのです。画像は、はなしょうぶ(花菖蒲)と思うのです。先日、余市川堤を散歩して、咲いていたので撮ったものです。近くの方が栽培しておられるようです。江戸時代、松前藩蝦夷地経営の一翼を「場所請負人」という商人に請け負わせていて、場所請負人が場所ごとに建立したのが運上家(屋)だそうです。寛永4年(1792年)に東蝦夷45場所、西蝦夷43場所を数えていたという。余市の運上家は、天明6年(1786年)には上ヨイチ場所(余市川右岸)と下ヨイチ場所(同左岸)の2ヶ所あって、旧下ヨイチ運上家は、場所請負人三代目竹屋林長左衛門が嘉永6年(1853年)に改築した当時の古図面をもとに復元したものとパンフレットに記載してある。このような運上家は、道内に数10ヵ所あったようで、現存するのはこの運上家だけとなり、近世北海道の歴史、幕藩体制下の蝦夷地経営を知る貴重な遺構になっているとも記載されている。テレビでおなじみの遠山の金さんのお父上が蝦夷地巡視のおり宿泊したらしい。親しみがわくでしょう。国指定史跡重要文化財でもあります。この建物に花菖蒲は似合うと思うのですが。日本でハナショウブの栽培が普及し始めたのは江戸時代で、東京都葛飾区の掘切菖蒲園は享和年間に開設し、江戸の花の名所となっていたという。余市観光協会

 花菖蒲 菖蒲見 菖蒲園 菖蒲田 白菖蒲 黄菖蒲 ハナショウブ(アヤメ科)

 足首の埃たたいて花さうぶ   一茶