福寿草の花芽・葉芽の確認と秋大根

小樽市(庭)にて2010年10月5日撮影

庭の畑では秋大根が元気に葉をひろげています。
もうじき収穫ですね。
早朝と正午の庭の地中温度いずれも15℃。
早朝の地中温度測定後に一時雨。
正午前に地中温度を測定する際に福寿草の花芽・葉芽に気がつく。
地中温度は、今年の[ http://d.hatena.ne.jp/sikihuukei/20100426 :title=4月26日]から測定しています。
早朝(5時から6時頃)、正午頃(11時から13時ころ:欠測多し)そして夕方(16時から18時頃)の
時間帯に測定しています。
今日までの早朝の最高地中温度は8月7,11,31日の24℃で、
夕方の最高地中温度は8月6日、31日の28℃でした。
8月31日の早朝の温度(24℃)を基準に9月1日から10月4日の34日間の早朝の地中温度の降下温度を積算しました。

  観測日毎の早朝の降下温度=早朝の最高地中温度(24℃)ー観測日毎の早朝の地中温度(10月7日追記)

積算温度は258℃で、一日当たり7.6℃の積算でした。
下記の本に福寿草の生活史が文献とともに掲載されています。
河野昭一監修(2004)植物生活史図鑑2 北海道大学図書刊行会 札幌市
本によりますと
「・・・落葉樹の葉が紅葉を迎え、ちらほらと落葉が始まる頃から、再び地下では活発な細根の伸長が始まる。
これが生理的な稼働開始のサインなのである。
葉芽や花芽の原基の形成が進み、地上が雪につつまれ始める頃には、
葉芽や花芽はしだいにふっくら大きくふくらみ始める。
これで、来るべき春にむけて準備が完了し、地下でひたすら春の来るのを待ちわびている(4頁)。」
研究者ではないので細根の形成の観察や稼働開始のサインを観るのは難しいです。
地中温度の観測と葉芽や花芽の発芽観測から福寿草の葉芽や花芽の発芽を予測できないだろうか。
早朝の最高地中温度と地中温度の積算降下温度から予測できないだらうか。
十年くらい両者の関係を観測したらお金をかけずに多少精度は落ちるが、
庭の福寿草の発芽日時を推定する関係式を作ることができるかもしれない。
無理かな。
発芽観測は、昨年が9月24日でしたので今年の観察は十日ばかり遅かった。
道内にはフクジュソウとキタミフクジュソウの2種が分布しています。
美幌町の知人から頂いた福寿草なのでキタミフクジュソウと思うのですが、自信ありません。
で、福寿草と記載することにしました。
観測が続くかどうかそれが問題です。