難波津の花芽

小樽市(裏山)にて2010年9月24日撮影

庭の早朝と夕方の地中温度それぞれ10,13℃。
朝と晩に、この秋初めてストーブを焚く。
今日の道新夕刊は羊蹄山利尻山の初冠雪のニュースとともに、
道内各地の最低気温10月上ー下旬並みとなったことを伝えていました。
本当に寒い朝でした。
まだ、裏山の林の下草は繁茂しているのですが、
ナニワズ(難波津、蝦夷難波津)のことが気になり、デジカメ抱えて裏山へ。
夏に落葉するので、別名ナツボウズ。
暑い夏が終わり、落葉した難波津は葉を伸ばし始めたか気になりだしたのです。
庭の福寿草は昨年は9月下旬に芽を出していたのですが、今年はまだです。
それで、難波津も遅れているのではと思ったのです。
ところが下草の陰でもう葉を伸ばし、花芽も出来ていたのです。
数週間以内には花が咲きそうなそんな感じです。
これから半年以上のしかも厚い雪の下で冬を過ごし、春一番に花を咲かせます。
難波津は、不思議な繁殖戦略を持った植物ですね。
下草が枯れ、秋の陽の光を浴びても咲かずにじっと雪解け後の春を待つ。
春に咲く黄色い花は地味な花なのですが、一年の生活を観ていると何か惹かれます。