江戸しぐさ
7月21日:孫(3歳)と小樽市総合博物館へ。アイアンホース号がけん引する客車に乗る。号の転車台での方向転回や号と客車の接続を見学。孫はいたく感激したようです。その前に庭で春に彼が播いたエンドウや苗を植えたキュウリなどのを収穫したのですが、こちらのほうはたぶん記憶に残らないでしょう。もう何回かの体験が記憶に残るには必要でしょう。本人が興味を持っているものは喜びも違いますね。
一方、私が今興味を持っているのは、堀 文子さんの画と文そして江戸思草の研究家越川禮子さんの「江戸しぐさ」です。
7月23日と24日に下記の本を購入。
堀 文子(2007)命というもの 堀文子画文集 初版第1刷 小学館
越川禮子(2006)江戸の繁盛しぐさ イキな暮らしの知恵袋 日経ビジネス人文庫667 日本経済新聞社
越川禮子監修(2007)図説 暮らしとしきたりが見えてくる江戸しぐさ 青春出版社
越川禮子(2007)身につけよう! 江戸しぐさ 11刷 KKロングセラーズ
越川禮子(2007)子どもが育つ 江戸しぐさ 初版 KKロングセラーズ
江戸時代は1994年3月に見学した江戸東京博物館で楽しく学んだことなどが記憶にあるのですが、江戸しぐさなる言葉は最近知りました。
江戸しぐさは、全国から江戸に集まった商人たちが一流の商人を目指した心栄えや振る舞いを集大成、という越川さんの恩師故芝 三光先生からの利き書きを御本にしたようです。一読して江戸しぐさに私は強い共感を持ちましたね。越川さんの著書は十数年前から本になっていたようですが、ごく最近知ったのです。江戸の先人はすでに人間共生の美しい日本を作っていたのですね。
江戸しぐさを学んで詠む句一句。
「夏休み お心肥(しんこやし)よ 江戸思草」 北 帰航(第65句)
しぐさは、仕草ではなく思草と表記するのだそうです。それで、2007年7月25日訂正しました。
画像は百合が原公園で2007年7月4日に撮ったマルカートⅠです。