合歓の花樹は早起きか?(合歓の木の花)

余市に咲く合歓の木の花・2006年8月2日

今朝、五時前に合歓の木の花を撮りに出かけました。少し寝坊をしたのでもう明るくなっていました。
糸状の花は夕方から咲き始め朝を迎えると、短い花の命を終えてしぼむというので、それで早起きしたのですが、もう明るくなっていました。でも花は淡い紅色の羽のような繊細な姿できれいに咲いていました。
一方、細かい羽状に並ぶ葉は夜になると閉じて眠るのだそうです。今朝はもう起きていましたね。朝の四時頃に出かけないと葉の閉じた姿は観察できないだろうか。月あかりの中や朝焼けの薄明の中に咲く姿はまた幻想的なのでしょう。
HPのBIVALVESに北海道に咲く万葉集の花の頁があり、その頁に合歓の木の花と閉じた葉の画像を載せています。万葉集には「ねぶ」として三首詠まれています。
撮影後、帰宅し風景の日記を見ますと「あかねさす紫野ー万葉集恋歌の世界ー」の著者樋口百合子(いらつめ)さんのコメントがありました。

  吉野山咲きあまる花に少女子(おとめご)の挿頭(かざし)にしけむ古(むかし)思ほゆ   樋口百合子

追記:日本酒造組合中央会のHPの日本酒の部屋に「和らぎの水」のすすめNEW!がありました。