山法師の花

ヤマボウシの花


今日は曇り空で肌寒い日ですね。画像は、昨日、百合が原公園ポートランド庭園で撮ったものです。始めてみる花でした。北海道には自生していないようです。四片の花びらに見えるのは、苞片で、中心にある緑黄色の球形のものが花とのこと。秋に赤い実が熟すとのこと撮ってみたいです。花姿を比叡の山法師の坊主頭と頭巾に見立ててこの名前があるという。ヤマボウシ万葉集では柘(つみ)として四首詠まれているという。ふしぎな趣の感じられる花ですね。ヤマボウシの近縁にアメリカ原産のアメリヤマボウシアメリカミズキ)があるらしい。

 この夕 柘のさ枝の 流れ来ば 梁は打たずて 取らずかもあらむ 巻三 三八六

 山法師群れ立つ乱の僧兵か   河野南畦
 霧深く恥じらふごとく山法師  菖蒲あや

 山法師の花 やまぼうしのはな つみ 山帽子 山桑 ヤマボウシ(ミズキ科)