十薬
今日は天気はよいのですが風の強い日でした。明日は久しぶりの雨の予報で、雨量も多いとのことです。この花は、家の周りで今年も咲いています。北海道には自生してしていないが、薬用として栽培されたのが野生化したらしい。北海道の野の花、北海道山菜図鑑など北海道の花の本に載っているが、東京で発行された全国版の本では分布域に北海道は載っていない。薬草として有名ですが、山菜としても利用できるらしい。毒矯め、ドクダミが一般的な名前で、毒を矯めるの意らしい。ドクダミという花の名前に抱く印象は、人により大きな差があるように思われる。ひどい名前と思う方もおられるでしょう。此花に対する予備知識がなかったので、第一印象は、きれいな白い花と緑の葉でした。淡黄色の花穂があって多数の花がつき、下から順に咲く。花穂の下に白い花弁のような総苞片を十字形につけるので、ひとつの白い花のように見えたのですね。好きな花のひとつです。
どくだみや真昼の闇に白十字 川端茅舎
十薬や四つの花びらよごれざる 池内友次朗
十薬のけふ詠はねば悔残す 斎藤空華