フランス菊:シャスターデイジー太陰太陽暦

フランス菊


今日も過ごしやすい良い天気でした。北海道新聞夕刊は今日からサマータイム導入実験2年目始動と報じています。導入実験はサマータイムの導入を目指していることは明らかです。明治6年グレゴリオ暦と呼ばれる太陽暦を採用し、それまでは太陰太陽暦が使われていた。太陰太陽暦の時代の時刻制度は、一日を24等分する定時法でなく、一日を昼と夜に分けそれぞれ六等分する不定時法でした。昼間の明るい時間を有効活用していたのは、どうも江戸時代の人のように思われる。自然との共生、省エネなどいろいろ言われていますが、一日を合理的に活動するのは基本的に一日の昼と夜の長さに合わせて生活することのように思われます。現在の生活の仕方があまりにも多様化し、不定時法を採れないしても太陰太陽暦不定時法の良いところを見直してはと思う。年を取って朝起きるのが早くなったせいかな、近頃そう思う。佐々木勝浩氏(科博メールマガジン第93号、エッセイ、江戸時代の不定時法の基準は、夜明け、日暮れ)によると、昼と夜の境目の明け六つ、暮れ六つは日の出より30分くらい前、日の入りより30分くらい後の薄くらい頃と決め、これを時刻の基準としていたらしい。明け暮れ六つ決め方も意外に合理的で江戸の人も谷間の村の人も同じで、人々は広い地域で時刻を共有できたらしい。画像は、先日撮ったフランス菊です。この帰化植物はどのような時刻制度で生活しているのだろう。