奈良人形一刀彫り

小樽市の家にて2011年7月10日撮影

朝、雷鳴に続く雨音で目を覚ます。
夜半より断続的に降っていたようです。
昭和38年の高校二年の時に修学旅行で奈良を訪ねました。
当時のアルバムから思い出すこともあるのですが、
定年後に修学旅行で訪れ場所へ行っても初めての場所のような気がしました。
高校生の修学旅行のおこずかいの範囲で求めた「奈良人形一刀彫」は、
奈良のどこで求めたのかわからないのですが、惹かれるものがあって購入したものです。
奈良人形一刀彫の何かをほとんど知らないまま、買える人形を思い出に購入しました。
数センチの小さな翁です。
以来、大学、就職そして退職といつも身近に置いてありました。
ある時はその存在も忘れていたことがありました。
万葉集を縁として訪れた奈良で見た一刀彫りに惹かれ、
修学旅行で購入した翁を思い出したのです。
今朝、翁を撮ったものです。
   「宏壽作の翁」
今も色彩鮮やかで、力強い彫と表情は、今でも惹かれます。
作者はどなたなのだろう。
追記:ネットで調べて、同名の方が二名おられました。
奈良市小西町12番地の「一刀彫 小林宏壽」の二代目宏壽米光氏と三代目宏壽米次氏です。
翁は、お二方のどちらかの作品でしょうか。それとも同名の方がおられるのでしょうか。