斑鳩と西の京を歩く

法隆寺にて2010年3月3日撮影

奈良三日目。天気予報がよい方にはずれたので、標記に予定を変更。
JR奈良→JR法隆寺→徒歩で法隆寺iセンター→松並木→南大門→西大門→西里→
藤の木古墳→西里→西大門→西円堂→中門→五重塔→金堂→大講堂(工事中)→
上御堂→鐘楼→回廊→精霊院→宝蔵・百済観音堂・大宝蔵院→夢殿→中宮寺
法輪寺法起寺→食事北小路→創作市場夢違→中宮寺前からバス→近鉄筒井→
近鉄西の京→薬師寺唐招提寺近鉄西の京→近鉄奈良
総歩数33607歩、次の日天気悪化との予報と斑鳩が午前中で終わったため予定外の西の京に向かう。
疲れました。

1)法隆寺南大門
二年前に観光バスで訪れたときは南大門の近くからの見学でした。
今回、JR奈良駅から歩いてきて、松並木を通り抜け、門に出ました。
門から中門や金堂などを撮って、門をくぐらずに西門に向かいました。

2)西里
西門から築地塀の続く、落ち着いた雰囲気の家並みを抜けて藤の木古墳へ向かい、見学後同じ道を西門に向かう。
もう少し幅を持たせて見学したかったのですが。
梅の花を観ながら詠む句一句。

   「雛祭 奈良の都で 祝うかな」 北 帰航(第100句)

3)法隆寺
西門から前回参拝しなかった西円堂を訪ね、次いで中門、五重塔、金堂、夢殿などを見学して、中宮寺に向かう。
前回、仏様は余裕を持って拝観できなかったのですが、今回はできました。
ただ、金堂の仏様はよく見えなかった。
追記(平成23年1月26日):1行上の文の金堂を五重塔に訂正。金堂ではなく五重塔の誤りでした。

4)中宮寺
侘助の咲く中宮寺を訪れ、本堂は三名でしたので、ご本尊の弥勒菩薩半跏像を心行くまで拝観できました。
ご説明も余裕を持って聞くことができました。
法輪寺への道では菜の花や梅が綺麗に咲いていて、そして、飛鳥でもみられた豌豆がほぼ30cm程になっていたのに驚きました。
3月10日現在、小樽の我が家の庭には1mほどの積雪があるからです。

5)法輪寺
目的の十一面観音を拝観し、金堂、三重塔など見学し、法起寺へ。

6)法起寺
集落の中を抜け、門前に出る。日本最古の三重塔も素晴らしく、ひなびた趣が好きになりました。
十一面観音など仏様を身近に参拝でき、好きなお寺のひとつになりました。

7)薬師寺
西の京は一日を予定していたのですが、天候などを考慮して、午後から拝観。
金堂薬師三尊は、前回東京での展示のためその準備中に拝観でき、今回は完ぺきなお姿で拝観できました。
弥勒三尊も素晴らしかった。
ただ、東塔は工事中でした。

8)唐招提寺
前回は、金堂は工事中でしたが、今回南大門からの美しい屋根と柱を観ることができました。
盧舎那仏薬師如来そして千手観音も素晴らしかった。
建造物としては経蔵、講堂、御影堂(門の前だけ)、戒壇、鑑真和尚御廟など見学。
ただ、東山魁夷氏の障壁画を観たかったですね。

下記の資料を購入。

1)東山魁夷(2007)唐招提寺への道 32刷 新潮選書 新潮社
2)倉田文作解説・小川光三撮影(?)天平の甍 唐招提寺 唐招提寺
3)中世日本研究所編集(2009)中宮寺門跡 光村推古書店
4)小学館編集高田良信総監修(1998)百済観音 第二刷 法隆寺
5)小学館編集高田良信総監修(1997)救世観音 法隆寺
6)小学館編集法隆寺監修(1998)玉虫厨子 法隆寺
7)小学館編集(2009)法隆寺 初版第二刷 法隆寺