ハマフウロウ

北大植物園・2006年7月4日撮影

今日は暑い一日でした。でも部屋の湿度は低かった。今日の印象に残った記事は二つです。
ひとつは斎藤訓之氏の「食の損得感情・コシヒカリ頼みの文化的貧困状態から脱出するには」ともうひとつは国立科学博物館館長佐々木正峰氏の「科学技術への関心」(科博メールマガジン第161号)です。どちらも無料メールマガジンの記事です。
斎藤氏の記事のひとつは、米穀小売店の技術配合についてです。混ぜ物して利ざやを稼ぐと認識していたのですが、どうもそうではないようです。年間を通じて食味を落とさない技術で、米穀店の重要な付加価値を付ける大事な技術なのですね。
また、佐々木氏の記事は、科学技術に興味、関心を持たない人たちが増えたこと、特に若い人たちに。その一因として複雑、高度化した科学技術の成果が身の回りにあふれ、それを享受することになれ科学技術の発展過程を経験できないことを指摘しています。そして、団塊の世代が退職期を迎えるとき、科学技術の発展を支えてきた人々がその技や心について語り伝えていくことは、科学技術の啓発活動としても、ものづくりの視点からも大切なことと述べ、その具体化が課題としています。
技術とは何かと技術を伝えるとはどういうことなのかなど考える上で二つの記事は印象に残りました。