庭梅の花

庭梅の花


今日は、うす曇時々晴れの落ち着かない日でした。画像は、先日北大植物園で撮ったニワウメです。梅の凛とした姿とは異なり、優しい可愛らしい感じんがします。寒い冬に咲くのではなく、春に咲くので可愛らしい表情が出るのでしょうか。

  庭梅の花 小梅の花 郁李の花 にはうめのはな 林生梅 ニワウメ(バラ科

万葉集ではこの花の淡紅色を「はねず色」と詠んだようである。北海道で咲く庭梅の花の色が、本州で咲く花と同じ色なのだろうか。万葉集の詠まれた地で、咲いているのを見てみたいものです。万葉集で「はねず」を詠んだ歌は、四首です。一首がはねずを、あと三首がはねず色として詠まれている。はねずは庭梅なのですが、はねず(朱華)色は、ザクロ、フヨウ、モクレンなども想定され、詠まれた植物の想定のきわめて解釈の難しい歌となっているようです。

  夏まけて 咲きたる康棣(はねず) ひさかたの 雨うち降らば うつろひなむか  大伴家持(巻八 一四八五)