強風と太陽

余市川河畔の櫻




昨日は道内全域で強風が吹き荒れたと北海道新聞朝刊は、報じていた。ここ余市町もミニ台風並みに吹いたが、余市川櫻堤の櫻は、散らずに綺麗に咲いていた。今日は朝からよい天気で、明日も天気は、よいとの予報である。暖かい陽が、櫻の散る時期を早めるのでしょう。風のない青空の下に静かに桜吹雪が、舞う光景をデジカメで撮ってみたい。
 
 さまざまの事思ひ出す櫻かな        芭蕉
 
 あをによし 奈良の都は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり
                      太宰少弐小野老朝臣(巻三 三二八)
 梅の花 咲きて散りなば 桜花 継ぎて咲くべく なりにてあらずや
                      薬師張氏福子(巻五 八二九)
 絶等寸(たゆらき)の 山の峰の上の 桜花 咲かむ春へは 君を偲はむ
                      播磨娘子(巻九 一七七六)
 春雨に 争ひかねて 我がやどの 桜の花は 咲きそめにけり
                      作者不明(巻十 一八六九)
 見わたせば 春日の野辺に 霞立ち 咲きにほへるは 桜花かも
                      作者不明(巻十 一八七二)
 

散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花たれ 人も人たれ  
                      細川ガラシャ