蝦夷延故索:春雨(しゅんう)

蝦夷延故索

朝、小雨でした。その後、九時頃には晴れとなり、雪が消え、春となる冬明けのような雨でした。まさに春雨(しゅんう)のような雨で、春の木の芽どきに降る「木の芽雨」でもありました。春雨(はるさめ)という言い方は、「万葉集」に初見以来、2月末から3月の晩春に用いられることが多いという。北海道も春雨(しゅんう)の後に春雨(はるさめ)が用いられることになる。春のどの時期にも対しても用いられるのは、「春の雨」というらしい。
今日の春雨(しゅんう)が、野の草花の成長と開花の助けとなることを願い、今年も、余市川河畔で咲く蝦夷延故索(エゾエンゴサク)を撮りに行こう。画像は、一昨年余市川河畔で撮った蝦夷延故索です。

春雨(はるさめ)に 争ひかねて 我がやどの 桜の花は 咲きそめにけり
                (万葉集 巻十 一八六九)