春日大社・新薬師寺・白毫寺・奈良市写真美術館・今西家・松伯美術館・奈良町

春日大社釣灯籠、2008年2月26日撮影

奈良四日目。天気予報通り、朝小雨。で、タクシーで春日大社へ。春日大社宝物殿→ささやきの小径→志賀直哉旧居→新薬師寺→白毫寺→入江泰吉記念奈良市写真美術館→今西家書院→カナカナ(昼食)→松伯美術館→奈良町→ホテル。総歩数は23720歩。
1.春日大社・宝物殿・ささやきの小径
雨はさほど気にならず、朱塗りの春日造りの春日大社本殿を中門前まで入って参拝してきました。朱塗りの廻廊と釣燈籠は印象に残ります。
春日大社神苑(万葉植物園)は見学をやめて、平安から南北朝時代の美術工芸品の多い宝物殿を見学しました。ついで、ささやきの小径を通って志賀直哉旧居へ。アセビの花が咲いていることを期待したのですが、早かったようです。両側から迫る木々はアセビと思うので花の咲く時期は素晴らしいでしょうね。少し時期が早かったようです。

2.志賀直哉氏旧居
奈良と北海道の住宅を比べて、屋根のこう配が緩やかで瓦、そして何より煙突がない、さらに白壁など日本的な情緒のある住宅が多い。そして、街並みが日本的な懐かしさを感じさせてくれる。竹林や木々など周りの風景も違い、何より雪がない風景はある意味うらやましい。
旧居は住んでみたいなと思いましたね。次いで新薬師寺へ。

3.新薬師寺
築地の間を歩いて、左に曲がると門の前に出ました。門をはいってすぐに本堂が見えました。和辻哲郎氏の「古寺巡礼」のような驚きは残念ながら感じなかったのですが、掃除の行き届いた清楚な感じが最初の感じでした。次いで庭に最初椿が咲いているのかと思ったのですが、山茶花でした。
ここではじめて山茶花と椿の区別を知りました。本堂の薬師如来坐像や最古の十二神将の配置は円い仏壇によるもので、本薬師像を中心に十二神将が並んでいるのが特徴と思われました。
購入資料二点。
1)新薬師寺(?)新薬師寺照影 新薬師寺 奈良市
2)小川光三西村公朝・西川杏太郎・小川 瞳・中田聖観(2001)魅惑の仏像十二神将 毎日新聞社 東京都

4.白毫寺(びゃくごうじ:ごうの漢字が違うかな?)
薬師寺から高円山のふもとにある白毫寺まで少し歩きました。街並みなどの景色は好きな景色でした。石段のそばの竹林、山門から奈良の都が一望できました。見晴らしがよければ二上山生駒山興福寺なども望めたのでしょう。受付で購入した関西花の寺二十五ヶ所霊場事務局監修の「関西花の寺二十五ヶ所花説法htt://www.hana25.com」(山と渓谷社、2006)を購入。花寺の和尚さん25人の心温まるお話の本でした。第十八番のお寺ですね。五色の椿が有名。

5.入江泰吉記念奈良市写真美術館
薬師寺の西隣にある和風の建物で、黒川紀章氏の設計。奈良の風景や仏像を撮り続けて半世紀以上ということです。
和辻哲郎氏の「古寺巡礼」の写真も氏のものでした。すばらしい写真を楽しませていただき、来てよかったと思いましたね。
購入資料7点。
1)万葉花さんぽ、2)東大寺、3)奈良公園、4)入江泰吉の奈良、5)法隆寺、6)万葉の華、7)万葉の詩

6.松伯美術館
奈良ホテルの近くの豆井で昼食と思ったのですが、休み。で、奈良町へ。今西家書院を見学後、カナカナで昼食。おいしかったですね、混んでいるわけが分かりました。その後、近鉄奈良駅から学園駅前まで行き、松伯美術館へ。公募展が開催されていて、上村松園氏らの作品は残念ながら5点のみでした。でも「鼓の音」はいい作品ですね、会えてよかった。

7.奈良町
近鉄奈良駅からアーケードの商店街を抜け、奈良町資料館あたりを散策し、ホテルへ。